英語の勉強ってどうやればいいの?現役東大生が成績アップに繋がる学習法を解説!

英語の勉強ってどうやればいいの?現役東大生が成績アップに繋がる学習法を解説!

こんにちは!現役東大生の篠田です。

皆さんは英語が得意でしょうか?

英語は一度つまずいて苦手意識を持ってしまうとなかなか克服できない教科です。

単語や文法、長文読解、リスニングなど、何から手をつけて良いかわからないという人も多いでしょう。

この記事では、英語の成績アップに繋がる効率的な学習法とテストで使える実戦テクニックを、分野別に解説します。

受験英語で勉強すべき分野は3つ!

英語は主にリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4つの分野に分かれています。受験英語は、そこからスピーキングを除いたリーディングリスニングライティングに絞られます。ここではリーディングは長文読解、ライティングは英作文を指します。

ここからは、効率的な学習法について解説します。

全ての基礎となる単語!効率的な覚え方は?

実戦テクニックを使ってテストで確実に点を取ろう!

英単語は全ての分野の基礎となり、英語を勉強するならまずは英単語から始めなければいけません。そんな英単語を覚える際に重要になるポイントは2つです。

一つ目は、派生語もまとめて覚えること。例えば、”respect” を覚えるときは、 ”respectful” や ”respective” 、 ”respectable” もまとめて覚えてしまうと、紛らわしい単語を区別して覚えられますし、一度に4つの単語を覚えることができて一石二鳥です。

二つ目は、何度も繰り返すこと。単語帳一冊を周したくらいでは、少ししか覚えられません。自分で短めに範囲を設定して、その範囲を何周もすることで範囲内の単語を完璧にしましょう。ここで大切なのは、赤シートなどを使いながら素早く意味を思い出せるようになるまで繰り返すということです。授業の間の休み時間や、通学中の電車の中などの隙間時間にやるとより効率的ですね。

長文を速く正確に読めるようになるためには?

長文読解は英語のテストで最も大きな割合を占めるため、英語が苦手な人は最優先で勉強すべき分野です。長文を速く正確に読めるようになるために、次の3つを実践してみてください。

一つ目は、たくさんの文章を読むということです。長文を速く読むためには、まずは英語の文を読むということに慣れておかなければなりません。自分が確実に理解できるレベルの英文をたくさん読みましょう。慣れてきたら、なるべく速く読むことを意識するようにすると効果的です。

二つ目は、長文読解の問題を解いた後に必ず全文を和訳するということです。ノートに和訳する必要はありません。頭の中で一文一文和訳していき、できなかった部分は解説に載っている訳を見て、全文を和訳できるようにしましょう。こうすることで、自分の知らない単語や構文に気づくことができます。時間はかかりますが、着実に長文読解力をつけることができるでしょう。

三つ目は、毎日一回は英語の長文を読むということです。英語は習慣化することが大切なので、毎日長文問題を最低一題解くようにしましょう。

苦手な人が多いリスニング!聞き取れるようになるには?

長文読解はできるけどリスニング苦手…という人も多いのではないでしょうか。

英語を聞き取れるようになるための学習のポイントは2つです。

一つ目は、ひたすら英語を聞くことです。リスニングが苦手な人は英語で長い文章を聞くことに慣れていない傾向にあるので、まずは英語を聞くことが重要です。ここで大切なのは、自分が理解できるギリギリのレベルの文章を選ぶということです。自分が聞き取れるギリギリの速度、長さの文章を選ぶようにしましょう。

二つ目は、シャドーイング・ディクテーションです。この2つのうちどちらかをやることで、自分が苦手な発音や音のつながりがわかるようになります。一回で聞き取れなくても諦めずに、聞き取れるまで何度も聞き返すようにしましょう。

英作文で点を取れるようになるには?

英作文は、問題で問われるテーマに対して自分の意見を述べなければなりません。

「主張を考えるのでさえ難しいのに、それを英語にするなんてできない」と思っている人もいるのではないでしょうか。しかし、英作文は練習を重ねることで確実に書けるようになっていきます。

英作文の学習のポイントは3つです。

一つ目は、作文の型をつかむことです。一番簡単な型はPREP法です。PREP法というのは、結論→理由→具体例→結論の順に文を書いていく方法です。型に則って書くことで、次に何を書けば良いのかが明確になり、書く速度が格段に向上します。慣れてきたら自分で別の型を編み出してみても良いですね。

二つ目は、先に日本語で大まかに内容を書くということです。英作文が苦手な人がいきなり英語で書き始めてしまうと、一貫した主張が書けなくなったり、途中で書くことがなくなったりする場合が多いです。まずは自分の主張やその理由、具体例などを日本語で簡単に書き、それを英訳しながら文章を書いていくようにすると良いでしょう。

三つ目は、第三者に添削をしてもらうことです。英作文において文法ミスやスペルミスは命取りになりますが、そういった間違いに自分で気づくことは難しいです。そのため、学校の先生や塾の先生に添削をお願いし、客観的に文章を評価してもらうようにしましょう。

実戦テクニックを使ってテストで確実に点を取ろう!

実戦テクニックを使ってテストで確実に点を取ろう!

ここまでは効率的な学習法を紹介してきました。

ここからは、勉強の成果を最大限に発揮するための実戦で使えるテクニックを紹介していきます。

実戦テクニック①~長文はこう読もう!~

テストでは、制限時間内に文章を読んで問題を解かなければなりません。

長文読解の実践テクニックは2つあります。

一つ目は、わからない単語があっても読み進めることです。少しくらいわからない単語があっても文の意味を把握することはできますし、文の意味を理解した後から単語の意味を推測することもできます。長文中の全ての単語の意味を知っている必要はありません。文全体、文書全体で内容を把握できれば良いのです。1つの単語にこだわらず、どんどん読み進めるようにしましょう。

二つ目は、ディスコースマーカーに注目することです。ディスコースマーカーというのは、論理展開を示す目印です。例えば “however” や “therefore” があります。ディスコースマーカーの後には筆者の主張などの大切なことが書かれている場合が多いです。長文を読むときは、逆接や因果関係を表すディスコースマーカーに印をつけるようにすると、大切な箇所が一目でわかるようになり文章の内容がつかみやすくなります。

実戦テクニック②〜リスニング問題はこう解こう!~

リスニングでは、ただ読まれている文章を聞き取るだけでなく、選択肢の中から正しい解答を導かなければなりません。

リスニングで確実に点を取るための実戦テクニックは2つあります。

一つ目は、問題文と選択肢を先に読んでおくことです。先に問題文を読んでおけば、何を聞き取れば良いのかがわかり聞き取りに備えることができますし、選択肢を読んでおくと、聞きながら間違っている選択肢を除外することができます。いかに先読みできるかがリスニングの鍵となるのです。

二つ目は、なんでもかんでもメモを取らないことです。大抵の人はメモを取ってる間はメモを取る行為に集中してしまうため、その間に読まれている文を理解することはできません。問題文を先読みしておけば、メモを取らずともその場で答えを選ぶことができます。メモを取るのは後で計算が必要になる数値など、最低限の情報にとどめ、それ以外は聞くことに全力を注ぎましょう。

実戦テクニック③〜英作文はこう書こう!~

英作文の実戦テクニックはたったの1つだけです。これだけ気をつければ確実に点を取ることができます。

それは、自分が自信を持って使える知識だけで書くということです。

英作文の採点法は多くの場合減点法です。ということはつまり、正しい単語・文法を使うことができれば満点を取ることができるということです。

背伸びをして難しい単語を使ったり綺麗な文を書いたりする必要はありません。自分の今ある知識だけで書ける文を書くようにしましょう。

効率的な学習法と実戦テクニックを使って高得点を目指そう!

効率的な学習法と実戦テクニックで高得点を目指そう!

今回は、英語の成績アップに繋がる学習法実戦テクニックを解説しました。

もう一度テクニックをおさらいしておきましょう!

  • 長文
    • 分からない単語があっても読み進める
    • ディスコースマーカーに着目する
  • リスニング
    • 問題文と選択肢を先に読んでおく
    • 何でもかんでもメモを取らない
  • 英作文
    • 自分が自信をもって使える知識で書く

ぜひ実践してみてください!